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7月, 2019 | 練馬区(大泉学園) コネクト・カイロプラクティック ファミリー・オフィスの記事一覧
数日前に相談があった実際に相談のあった内容です。
「リトドリン」
この名前を聞いて何を思い浮かべますか?
大半の方は「なんじゃそりゃ?」
という反応だと思います。
別にこれは何も間違った反応ではありません。
これは妊婦さんが病院でもらう【張り止めの薬】。
ですので、通常はあまり耳にしない単語だと思います。
なんで今回はこのテーマなのか…
ここからは実際に先日相談された内容になります。
「友人が現在妊娠22週で、数日間の緊急入院を先日したらしいです。夜中、両腕両手が突然の激痛に襲われ動かすことが困難になり、あまりの痛さで一睡もできなく…服用していた張り止めの薬(リトドリン)のせいかと思い翌朝受診したところ、重度の副作用で筋肉が壊れ始めていて最悪の場合死んじゃうからといわれ即入院になったそうです。その後の血液検査や神経系の検査では何も問題がなく、過去に文献も無いため先生は原因が全く分からないとのことでした。何か考えられる原因はありますか?」
「最初は筋肉痛のようなだるさで、熱をもってジンジンと痛くなってきて指はパンパンに腫れ、腕の曲げ伸ばしや指の曲げ伸ばしが激痛で不可能。」
とのことでした。
さて…
「リトドリン」とはどういう薬なのでしょうか?
一般名:リトドリン塩酸塩
効果効能としては、「β2受容体刺激作用により子宮平滑筋を弛緩させ、子宮の異常収縮を抑えます。通常、切迫流・早産の治療に用いられます。」
と記載されています。
錠剤や注射液などがあり、妊婦の状態をもとに医師の判断のもと使用されています。現在では、早産の妊娠週数が新生児死亡や脳性麻痺などの周産期予後と深く関連することが知られており、その早産を防ぐために切迫早産に対する子宮収縮抑制薬を用いた薬物治療が広く行われています。
しかし…
その代表的な治療薬リトドリンですが、内服での塩酸リトドリン(β刺激薬)は重篤かつ多様な副作用が問題となったことから、米国食品医薬品局(FDA)や欧州医薬品庁(EMA)ではその使用の中止を勧告しています。
重大な副作用として次のことがあげられています。
肺水腫
心不全
汎血球現象
無顆粒球症
白血球減少
血小板減少
ショック
不整脈
肝機能障害
黄疸
中毒性表皮壊死融解症(Toxic Epidermal Necrolysis : TEN)
皮膚粘膜眼症候群(Steavens-Johnson症候群)
横紋筋融解症
血清カリウム値の低下
胸水
高血糖
糖尿病性ケトアシドーシス
腸閉塞
胎児及び新生児における心不全
新生児心室中隔壁の肥大
新生児低血糖
その他…
循環器系
肝臓系
血液系
精神神経系
消化器系
過敏症
投与部位の炎症…etc
塩酸リトドリンの使用実態と副作用の調査を2015年に日本周産期・新生児医学会が行い、その成果が公表されています。それによると同薬剤を投与された273人のうち51例で有害事象を認めたと報告されています。有害事象の内容は、肝機能障害が43例、横紋筋融解症が30例、肺水腫・顆粒球減少症がそれぞれ25例となっています。
また2017年に発表された論文では、540件の妊婦症例(薬が原因)のうち128件がリトドリン塩酸塩(注射剤)が関連していて最多であることが報告されています。副作用の内容は上位から造血器系障害35件、筋骨格の障害26件、呼吸器系障害25件、循環器系障害19件であり、肺水腫、白血球減少症、横紋筋融解症の順で多かったと報告されていて、一般産科医の認識以上に有害事象が高頻度に発生していることが示されています。
このブログを読んでくださっている皆さんに質問です。
病院から薬を処方された際、それがどのような薬なのかご自身で納得して服用されていますか?
その薬の表面的な効果・効能のみを気にしていませんか?
もしこのブログを読んでくださっているあなたが「効果・効能」のみを気にしているとしたら、一度どのような副作用があるのかをきちんと理解してください。
今回の件に関して、なぜアメリカや欧州ではこの薬の処方を認めていないのか。
ぜひ考えてみてください。
その「薬」はなんのために処方され、どのような効果、副作用があるのかこの機会に確認されるといいと思います。
これは「今、服用している薬を止めてください」ということでは決してありません。
「きちんと理解した上で服用しましょう」ということです。
人間が本来持っている免疫力は本当に素晴らしいものです。
もし、妊娠中に身体が何かを訴えてきたら…
例えばお腹のハリや関節痛、恥骨痛や逆子など…
これらを「悪いこと」と、頭ごなしに決めつけるのではなく「なぜこうなっているのか?」という【意味】を考えてみるのも大切だといつもお伝えしています。もしかしたらそれは、身体から発している何かの信号や合図ではないのでしょうか?
「お腹が張っている=早産」
「お腹が張っている=赤ちゃんからの合図」
これは一例ですが、このように捉えて考えると”状態”についての見え方も変わってくると思いませんか?
カイロプラクティックは”その状態”に意味があると考えます。そして、何が原因で”そう”させているのかを見つけ、施術をはじめ運動指導や栄養指導などをしていきます。
もしお困りごとがあり悩んでいるのであれば、お気軽に連絡をしてくださいね。
西武池袋線 大泉学園駅 北口から徒歩1分の商店街の一角に当院はあります。1Fの角にあるので、とても助かるというお言葉も頂いています。また、外観がおしゃれすぎるためにサロンですか?と聞かれることもしばしば…
「オシャレ過ぎるカイロプラクティック院」として絶賛売出し中!
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https://www.facebook.com/コネクトカイロプラクティック-ファミリーオフィス-Connect-Chiropractic-Family-Office-248419555735107
西武池袋線 大泉学園駅北口徒歩1分
コネクト・カイロプラクティック
ファミリー・オフィス院長
こーすけ
【参照】
http://www.jaog.or.jp/
https://www.kegg.jp/kegg/medicus/
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjdi/18/4/18_261/_article/-char/ja
Neilson JP, et al: Cochrane Database Syst Rev. 2014; 2: CD004352.
今日は産後の施術について書いていきたいと思います。
産後はいつから施術を受けられるのですか?という質問をよくいただきます。
産後…
特に産後1か月は出血であったり傷が痛んだりで身体が動かないという方が多いと思います。
なので産後3週間くらいで来られてくださいとお伝えしています。もし患者さんがより早い時期の施術をご希望の場合は産後2週間で施術させて頂いている場合もあります。
今回、ご紹介するのは産後2週間の20代前半の女性のケースです。
腰が痛いので、何かいい方法はないかと困っていたところ当院のことを友人から聞いたとのことでした。
ご紹介が本当に多く、とてもありがたく思っております。
さて、今回検査をさせてい頂くと右側の仙腸関節に可動域過剰と腰椎の2番目に可動域不全がみられました。
妊娠中はリラキシンというホルモンの影響で関節が緩んで動きやすくなっていますが、出産後はオキシトシンというホルモンの影響で数か月をかけてもとに戻ろうとします。
このホルモンについては後日まとめて説明しますね!!
今回は三角形のブロックを使い施術をさせて頂きました。
このブロックは産後の女性にとても大切なものになります。
カイロプラクティックには数多のテクニックがあるのですが、このブロックは緩んだ関節面(スペースが空きすぎた仙腸関節)が原因で身体に影響を及ぼしているのを、正しい位置やスペースに戻るように脳に働きかけることができます。
他にはない理論を持っているので、このブロックがとても好きになりました。
ということで、個人的な感想はここまでにします。
さて…
カイロプラクティックというのは、動かなくなった関節を矯正するだけではありません。
動きすぎている関節を矯正するのもカイロプラクティックは可能となります。
ちなみにこのブロック…
妊婦さんにとても効果的な技術になります。
自身の体重で施術をするので、負担がとても少ないです。
ブロックの上に乗っている感じです。乗っているだけなので、特に身体を捻って刺激を与えることもなければ何することもありません。
とてもソフトな技術になります。
今回の女性も、施術後は痛みが嘘のように消えているとのことで驚かれていました。
産後は何かといっぱいいっぱいになってしまいます。
それはしかたありません。
ただ、一回立ち止まって考えてください。
余裕のない状態では、育児も辛く苦しくなってしまいます。
楽しく育児をするために、ご自身のために使う時間をたまには持つようにしてください。
これは私からのお願いでもあります。
一回ケアを受けると受けないとでは、身体の状態的にもメンタル的にも変わってきます。
たまにリラックスできる環境があるとないとでは大きく変わってきます。
沢山の新ママたちを見てきましたが、必ず伝えていることでもあります。
また、これからも新ママさんたちが笑顔で育児ができるようにサポートできたらと思っています。
ちなみに、当院はベビーカーごと来院OKです!
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こーすけ
暑くなってきましたね!
関東の梅雨明けももうすぐでしょうか?
みなさん熱中症対策は考えていますか?
少しだけアドバイス。
水をこまめに飲みましょうね。
知っとるわ!という感じですよね!
ただ…
お茶やコーヒーなどは水分ではないので!
純粋なお水を身体は必要としています。
今飲んでいる飲み物…
コーヒーや紅茶ではないですか??
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こーすけ
今回は「痛み」について少しお話しをしようと思います。
さて…
いきなり質問です!
「今どんな体勢でこのブログを見ていますか?」
なぜこのような質問をしたのかというと、「痛み(症状)」というのは交通事故などの直接的な衝撃が原因の場合を除いて、長年にわたり蓄積された負担に身体が耐えきれなくなることから出てくる「サイン」だからです。
「???」
ちょっと分かりづらい?
もの凄く簡単に言うと、
《症状=身体が限界を超えた合図》
ということです。
身体が耐えられる境界線や蓄積される期間は人それぞれで、原因が起きた日から数日の人もいれば10年後に「痛み」として出てくるという方もいます。
蓄積される主な原因は私たちの「身近」に潜んでいます。
大まかにいうと3つ。
・生活習慣(普段の食事や運動量など)
・姿勢
・ストレス(思考)
これらが積み重なることにより原因の根本が作られています。
根本から変えるには、長い時間をかけて作られてきた[原因]を見直していくことが大切になってきます。
患者さんはケアを受けると、上の図のようなイメージで身体が治っていくと思われている方がほとんどです…
確かに、栄養や運動及び日々の姿勢に気を付けている方々は自然治癒力が高いので回復も早くなります。
全ての方がこの曲線に当てはまれば良いのですが、現実はそうでない場合がほとんどです。
私たちにはそれぞれ「癖」があります。
癖を直していくのは大変で、長い年月がかかりますよね?
幼少の頃を思い返してみてください…
何回も注意されて意識して…
また忘れて注意されての繰り返しだったのではないでしょうか?
その繰り返しで、やっと「癖」から卒業ができます。
身体にも「癖」というものが存在しています。
施術で痛みや症状の緩和はできますが、それは「一時的なもの」に過ぎません。
身体は常に楽な姿勢・習慣を好みます。
私たちの知らない間に、以前の「癖(以前の状態)」に戻ろうとします。
そこで再度施術(身体への躾)をして、繰り返さないように意識させます。
これを繰り返すことによって、ようやく身体は「癖」から卒業し本来あるべき能力を発揮できるようになります。
長い月日をかけて作り上げてきた「癖」から本当の意味で卒業するには、やはりそれ相応の月日がかかってしまいます。
そこで大切になってくるのは、毎日の意識がけ。
生活習慣や癖をもう一度見直してみましょう。
できることから少しずつ!!
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こーすけ
今回はギックリ腰について。最近ギックリ腰の方が来られなかったので、もう落ち着いたかなと思ったのですが、そう思っていた矢先…
今回は30代男性の方です。
ギックリ腰をやってしまい歩けないところを友人の紹介で来院されました。
動くことができずタクシーで当院に来られました。
荷物を運んでいたのですが、その途中でギックリ腰を起こしてしまったとのことです。
寝ていたら治ると思ったいたが、1日経っても変化がないので友人にどこか良いところないかと聞いたところ、当院を紹介してもらったとのことでした。
歩き姿はというと、膝をやや曲げた状態で背骨は真っ直ぐに立った状態。
ギックリ腰の典型的な歩き姿でした。
この歩き方じゃないとダメといういはとてもよくわかります。
私も昔はよくギックリ腰をやっていた人間なので!
ギックリ腰になってしまった時は、怖くてどうしようもなくて、落としたものを拾うときや靴を履くとき、トイレに行くときなどでも気を張っていないと、腰が抜けるのではないかと常に心配していました。
アメリカにいる時は本当に酷くて、年に4回!
季節が変わる度にギックリ腰を起こしていました。
本気で治さないといけないと思い、カイロプラクティックケアを開始!
2年をかけて身体の内側から変えていきました。
今ではお陰様でギックリ腰、腰痛とは無縁の生活をさせて頂いています。
話を戻します。
今回の患者さんは仙骨が悪さをしていました。
チェックすると、右側の仙腸関節の可動域が全く無い状態でした。
これが原因で筋肉が過緊張してしまい、ギックリ腰のような症状が出たのだと考えられます。
施術をしたあとは、本人も驚いてしまうくらい簡単に前に屈むことができたので、喜んでくださいました。
しかし、軽度とはいえ念には念をということで、予防のリハビリ体操をさせて頂きました。
その後、前に屈んでも怖くないということでしたので、今回の施術は終了です。
初診の方にはお伝えしているのですが、人には癖というものがあります。その日良くなったとしても、患者さんの生活習慣等が起因して以前の状態(施術前の状態)に戻ろうとします。
その「癖」を最初の段階できちんと対処していくことで、再発しづらい身体へと進化させていきます。
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