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頭痛 | 練馬区(大泉学園) コネクト・カイロプラクティック ファミリー・オフィス - Part 4の記事一覧

脳振盪後症候群(Post Concussion Syndrome)

2018.11.22 | Category: めまい,症例,頭痛

脳震盪後症候群(Post Concussion Syndrome)ってなに?

脳震盪(のうしんとう)…

なんか難しそうな名前ですよね?

どんな症状なのでしょうか。

 

この脳震盪後症候群(Post Concussion Syndrome)ですが、頭に強い衝撃を受けることにより頭蓋骨の中の脳が大きく前後に動き、ダメージが加わわることで起こります。また、セカンドインパクト症候群といって1回目の衝撃で脳が腫れて、2回目の衝撃を受けた時にさらに重症になる場合がありますのでより慎重になる必要があります!

 

代表的な症状としては意識消失と記憶障害で、軽度なものでは一瞬の意識消失のみで記憶障害がないこともありますが、症状が重くなるにつれて頭痛やめまいをはじめ様々な症状が重なる場合があります。多くの場合、これらの症状は7日から10日以内で発症し3か月以内で改善されるケースが多いですが、まれに数年続くことがあります。脳震盪を起こした人は、前回の脳震盪の症状が完全に消える前に強い衝撃を頭部に受けた場合、より再発しやすくなると言われています。また、精神疾患にもあるような頭痛をはじめ眩暈、睡眠障害、うつ病や不安症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と似たような症状が脳震盪後症候群にも現れる傾向があります。

 

ここで、脳震盪後症候群のおもな症状を下記に記しておきます。

・頭痛

・めまい

・疲労

・イラつき

・不安

・不眠

・記憶障害

・記憶力低下

・耳鳴り

・目のかすみ

・音や光に敏感になる

 

 

ここ近年では中学校の武道必修化に伴い、スポーツにおける頭部外傷時の適切な初期対応が求められています。昨今ではラグビーやアメリカンフットボールなど賑わいを見せていましたが、この時期になるとスキーやスノーボードなどで頭部を打つ機会が増えてきます。もちろんこれらの競技種目だけではなく、柔道、剣道、サッカーやバレーボールはもちろんのこと、女子スポーツも急速に広がってきています。また、チアリーディングなどで衝突や落下により脳震盪を起こすケースも増えています。そして気をつけなければならないのが、ほとんどのケースが目に見えません。約10%のみが意識消失などの目にみえて分かる症状として現れます。

 

先に少し説明させて頂いたセカンドインパクト症候群ですが、これは最初の脳震盪が起きた際、脳に少量の出血や腫れがある状態で頭に衝撃を受けると、たとえ軽い衝撃でも重度の脳損傷を生じる可能性があると言われています。

 

では、もしスポーツ現場で脳震盪の疑いがあっあ場合どうすればいいのか…

 

一番はじめにすることは練習や試合からすぐに外れることです。

症状が軽いからと安易に考えプレーに戻ると取り返しのつかないことになりかねません。気道を確保し呼吸、心拍などをチェックするとともに頭部や頸椎に負担のかからない体勢になってもらいます。

 

もし意識がない、戻らないようでしたら近くの病院に搬送しましょう。

 

では、意識がある状態の場合はどうするのか。

最初に行うことは、気道を確保し呼吸や心拍などをチェックするとともに頭部や頸椎に負担のかからない体勢にします。

 

そして症状をみてください。

頭痛がありますか? 眩暈はありますか?目のかすみや吐き気はないでしょうか?

意識がない、また反応時間が遅い、混乱や見当識障害、集中力がなかったり脳震盪前後の記憶がない、極度の眠気に襲われるなどの症状はありませんか?

 

「ここはどこ(の競技場ですか)ですか?」

「今は前半と後半のどちらですか?」

「最後に得点を挙げたのは誰ですか?」

「前回の試合相手は?」

「前回の試合結果は?」

 

なども聞くとよいでしょう。

 

もし異常を感じたら、すぐに専門医の診断を受けてください。

 

 

これからスポーツがより盛んになってきます。

身体を動かし、より健康な体を手に入れましょう。

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

 

 

 

References :

“Post-concussion Syndrome.” Mayo Clinic. July 28, 2017. Accessed November 21, 2018. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/post-concussion-syndrome/symptoms-causes/syc-20353352.

http://www.americanfootball.jp/main/2013/09/abridged_version_SCAT2.pdf

Broglio, Steven P., and Kevin M. Guskiewicz. “Concussion in Sports: The Sideline Assessment.” Sports Health: A Multidisciplinary Approach 1, no. 5 (2009): 361-69. doi:10.1177/1941738109343158.

論文紹介:メニエール病(Meniere’s disease)とカイロプラクティック Case Study

2018.11.09 | Category: めまい,症例,論文紹介,頭痛

眩暈がする。

吐き気がする。

ぐるぐる回っている。

耳が詰まる。

 

上記のような症状を一度に感じたことはありますか?

メニエール病というのは、ぐるぐる回る回転性の激しいめまいが起こり、吐き気や冷や汗、嘔吐などの症状が現れます。

 

この症状は女性、特に40代~50代にかけて発症することが多く、耳の奥にある内耳が深く関係していると言われています。耳の奥には身体のバランスをとっている三半規管や耳石器、音を感じ取る蝸牛などがあり、これらは内リンパ液という液体で満たされています。

 

メニエール病では、この内リンパ液の調整がうまくいかず増えすぎるために三半規管や蝸牛の働きに影響してめまいや耳鳴りなどが起こるとされています。

似たような疾患で眩暈を感じる病気として良性発作性頭位めまい症がありますが、めまいの持続時間は短く、動かないようにしていれば数十秒~数分程度で自然に止まります。メニエール病のめまいは20分~数時間に及ぶことがあるのが特徴です。

 

このメニエール病ですが、カイロプラクティックの有効性はどうなのでしょうか?

メニエール病とカイロプラクティックに関連した論文が少ない中、一つのケースをご紹介します。

 

40歳の女性がメニエール病と診断されました。2ヶ月間めまいに悩まされ、16ヶ月間左耳の耳鳴りや詰まり感に苦しまれた患者さんです。

最初は左耳のつまりから始まり、耳鳴りがしはじめ聞こえずらくなったのでかかりつけ医に診てもらいました。耳鼻科の方できちんと検査をしたほうが良いという事で検査してもらいましたが、その1ヶ月後に最初のめまいが発症しました。かかりつけ医に再度診てもらったところ、メニエール病(MD)と診断されました。色々な病院にかかりましたが良くならず、最後の望みでカイロプラクティックのケアを受けることにされました。

 

神経学的検査、整形外科的検査をはじめ諸検査を行ったところ、C2-C3, T1-T2, T5-T6の動きが悪く、静的検査ではC2-C3の左側に僧帽筋(Trapezius)まで筋肉の炎症がありました。頸椎のレントゲンを撮るとc5-c6に椎間板脊椎症(Discogenic Spondylosis)を視認。

諸検査の結果、Cervicogenic headache and vertigo, with underlying degenerative disc disease at C5-C6. と診断されました。(頸椎性頭痛及び眩暈、C5-C6の変性椎間板疾患)

 

カイロプラクティックの施術を週3回を2週間受けることになりました。

2週間後に再度検査をすると諸症状は改善されていることを患者さんが実感できるようになり、3か月で12回のケアを受けるとめまいや頭痛は解消されました。

 

メニエール病とカイロプラクティックについての論文はほとんどありませんが、その限られたもう一つのケースと共通して言えるのは上部頸椎を中心に施術をしたということです。もう一方のケースも13回のケアを受けたあとに改善が感じられたとあります。

 

「カイロプラクティックの適応症ってなんですか?」

と最近聞かれることが多いですが、

 

「適応症はないですよ」と答えるようにしています。

 

なぜならば…

 

カイロプラクティックは症状を直接的に治すものではなく、「脊柱の機能上の問題を取り除くことで、身体本来がもつ能力(免疫機能や自己治癒力、認知能力など)を最大限に引き出すことができれば、身体は自然と健康に向かっていく。」というのが、根本にあります。症状が改善されるのはあくまでも”間接的”になります。

なので、「おっ!身体がちゃんと機能しているな!」

と考えて頂ければ幸いです。

(それでも、カイロプラクティックとは何かをイメージしやすいように、いくつか症例を例として挙げさせて頂いていますが…)

 

メニエール病についてのケースレポートを紹介させてもらいましたが、カイロプラクティックで身体の機能を最大限に引き上げてあげると改善されていくものが多くあります。

 

患者さんが持っている、自身の素晴らしい力を信じるのが「患者さんの役目」であるならば、

その素晴らしい力を最大限使えるように引き出すのが私たち「カイロプラクターの役目」だと思っています。

 

もしなにか困っていることがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

 

Reference

Emary, Peter C. “Chiropractic Management of a 40-year-old Female Patient with Ménière Disease.” Journal of Chiropractic Medicine9, no. 1 (2010): 22-27. doi:10.1016/j.jcm.2009.12.007.

頭痛でお悩みの40代男性

2018.10.20 | Category: 症例,頭痛

ご紹介で来院してくださった40代の男性のケースです。

4〜5年前から頭痛が酷くなり始め、最近になって頻繁に頭痛がくるようになり仕事にも影響がでているとのことで、ご友人から当院の話を聞き来院してくださいました。カイロプラクティックの施術を受けるのが初めてということで、少しばかり緊張されていました。

 

チェックしていくと、首の左側の筋肉がパンパンに張っていました。そしてその張りは肩まで続いていました。しかし、本人には自覚症状はなく「そうなんですか?」と言われてしまう…

 

頭痛とカイロプラクティックに関して様々な論文が世に公表されています。

 

上部頸椎が関連しているケース。

頭蓋骨が関連しているケース。

骨盤が関連しているケース。

 

今回は上部頸椎が関連しているケースでした。

 

後日、論文をもとに様々なケースをご紹介したいと思います。

 

上部頸椎を施術したところ首のはれも引いていき、最後に骨盤も正しい位置に戻させてもらいました。

今後の反応の出方や日常生活における注意事項などを説明させてもらい、本日の施術を終了しました。

 

施術も大事ですが(もちろんです)、日常生活における患者さんたちの過ごし方がとても大切になってきます。

せっかく施術させて頂いたにも関わらず、崩れた姿勢や体の使い方で日常を過ごされているとすぐに元に戻ってしまいます。

 

なので、口すっぱくアドバイスをさせて頂いています。(早く良くなって欲しいから)

 

1日24時間。

施術して1日の残り23時間強。。。

 

この過ごし方をもう一度見直してみてくださいね。

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

ストレートネックでお悩みの30代男性

2018.08.28 | Category: ストレートネック,症例,睡眠障害,肩こり,腰痛,頭痛

1枚目:首のカーブなし(ストレートネック…というより逆カーブ)

2枚目←首のカーブ改善

 

ストレートネック…

スマートフォンが急速に普及してから、この言葉もよく聞くようになったのではないでしょうか?

「スマホを使うから、ストレートネックになる‼️」

という訳ではなく、他にも沢山の理由が関係してきます。(もちろん、原因の1つとして挙げられます)

今や「スマホ首」とも言われているらしいです。

←名前をつけてビジネスをしやすいように…して…る…だけ…?汗

 

これによる肩こりや頭痛…etc

などの関係性は否めません。そして、きちんとした技術をもった先生に施術をしてもらえれば、上記のレントゲンのように身体も改善してきます。首のカーブが(だけじゃなく脊柱が)あるべき姿に戻ると、多くの問題(症状)が改善されてきます。

 

今や沢山の方々がダイエットや美容、ファッションなど、外側の「美」に注目しています。

それも大切ですが…

できたら内側の「美」にも気を使ってあげてください。

より大きな変化を感じられると思います♪

 

ちなみに写真は「コネクト・カイロ院長 こーすけ」のレントゲンです‼️

アメリカにいた時に撮ったもので、

1枚目を撮った日から約1年後に2枚目を撮影しました。

ご参考までに!!

 

人と笑顔を繋げる架け橋に…

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

 

 

 

睡眠障害でお困りの30代女性

2018.08.10 | Category: 症例,睡眠障害,頭痛

今回は毎日十分な睡眠をとることができないとお困りのケースです。

 

ここ数年前から寝ても2~3時間で起きてしまうとのことでした。ひどいときは1時間半で起きてしまい、そこから寝てまた1時間半後に起きて寝てという繰り返しで疲れが全く取れないということで悩まれていました。

睡眠というのは、皆さんもご存知の通りとても大切です。

質の良い睡眠がとれずにいると、ホルモンバランスを乱すだけでなく脳の働きにも深く影響してきます。

お仕事のパフォーマンスもさがり最悪の悪循環をもたらしてしまいます。

 

首をはじめ脊柱をチェックさせてもらうと、第一頸椎に原因があることがわかりました。

第一頸椎というのは背骨にいくつもの骨がある中で、脳に一番近い骨となっています(後頭骨を除いて)。

「奇跡の骨」と呼ばれるくらい第一頸椎の影響力は大きいのですが、その分施術も難しくなります。

*上の絵でいう緑の箇所です。

 

当院では、特殊な施術台を使いこの箇所を調整していきます。

この箇所を施術した後に歩いてもらうと、7割の患者さんが揃って似たようなことをおっしゃいます。

「ふわふわする」

これは脳と身体の伝達をスムーズにさせたことにより起こる現象です。

脊柱のズレや歪み(サブラクセーションとカイロでは言います)が原因で身体を100%使いこなせていなかったのを施術によりそれが可能となったため、そのような感覚をもたらします。

ちなみに、「ボキボキ」とはしませんのでご安心してください。

 

話を戻します!!

 

今回の患者さんも、施術後に「ふわふわする」とおっしゃっていました。

施術後に少し横になって休まれてもらうのですが、そこでの第一声が「眠くなってきました!」でした。

原因箇所をきちんと改善してあげることで、身体は素直に反応するようになります。

 

後日連絡があり、その夜から途中で起きることなく眠れるようになったとのことでした。

患者さんからの「ありがとう」ほど嬉しい言葉はありませんね!!

 

施術をしても最初のうちは身体に癖があるため、元々の楽な箇所や姿勢に戻ろうとします。

身体の癖を正し、施術効果を持続させるために当院では最初の3~5回は近い間隔で来院されることをお勧めさせて頂いています。

 

一人ひとり、それぞれの悩みがあると思います。

諦めてしまう前に、一度ご相談ください!!

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

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