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No. 322 「逆子について」

2023.04.09 | Category: マタニティカイロ,症例

今回は前のブログでお伝えした「逆子」についての話をしていきたいと思います。

 

「逆子ちゃんだけど大丈夫?」と不安になる妊婦さんがほとんどだと思います。

 

結論から言うと”大丈夫”。

 

ここで”大丈夫”というのはいろいろと意味がありますので順を追って説明していきます。

 

大切なのは赤ちゃん自身が「自分が現状の一番都合の良いポジションを知っている」ということをお母さんが知っておくということです。

 

当院はカイロプラクティック院ですので、カイロプラクター の”視点”で「妊婦さんと逆子」について説明していきます。

 

「逆子ってどんな状態?」

 

まずはここから説明をしないといけません。

 

上の写真でいうと左側が”逆子”と言われるものになります。

 

右側が正常な赤ちゃんの位置(頭位)になります。

 

逆子は大きく5つのタイプに分けられています。

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【単殿位(たんでんい)】

子宮内で胎児の頭が上になっていてお尻が下になっている状態。そして、V字になっている姿勢(お尻を子宮口に向けている状態)をいいます。この場合は、逆子であっても経膣分娩は可能になります。

逆子の8割は単殿位といわれています。

 

【複殿位(ふくでんい)】

子宮内で胎児があぐらをかいている状態。

経腟分娩も可能となっていますが、足とお尻が一緒に産道を通るため自然分娩が難しく、場合によっては緊急帝王切開になることがあります。

 

【足位(そくい)】

子宮内で胎児が立っている状態。

両足で立った姿勢(全足位)と片足で立った姿勢(不全足位)に分かれます。

分娩時は足から先に出て、頭が最後に出る危険をともなうので、帝王切開での出産が一般的となります。

 

【膝位(しつい)】

子宮内で胎児が膝をついている状態。

両膝をついた姿勢(全膝位)と片膝をついた姿勢(不全膝位)に分かれます。

帝王切開での出産が一般的となります。

 

【横位(おうい)】

子宮内で胎児が横向きになっている状態。

分娩時に肩や手が先に出るものの、体が産道を通ることができないため帝王切開での出産が一般的となります。

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妊娠中期頃までは、赤ちゃんにとって子宮内は広く、活発に動き回ることのできる”ゆとり”があります。妊娠中期頃までは、赤ちゃんは様々に向きを変えながら過ごしています。妊娠週が浅い段階では、分娩時の赤ちゃんが”逆子”になっていることを予測することは”できません”。妊娠後期に入り、体が大きく成長すると、赤ちゃんは最も重い頭を下に向けた「頭位」という状態で落ち着きます。

妊娠中期(27週未満)での逆子の割合は全妊娠の20%~30%ですが、このほとんどは分娩時には頭位になります。

(妊娠37週時点での逆子の割合は、全分娩の約3%と言われています。)

 

赤ちゃんの頭が下向き、及び背中がお母さんの左側(上の写真)に位置するのにもきちんとした理由があります。

簡単に言うと人間の構造的に、左側に赤ちゃんの背中がくるのが一番負担のかからないポジションになります。

(ぜひ、覚えておいてくださいね)

 

では、話を戻しましょう!!

 

 

「妊婦さんに対して施術は必要なのでしょうか?」

 

 

まず、骨盤が”バランスを崩す”とどうなるのか…

 

上の図でRound Ligamentと書いてある紐みたいなのありますよね?

これは日本語で子宮円策というのですが、骨盤の”バランス”や”歪み・ズレ”が生じると、子宮を支える子宮円策のバランスも崩れてきます。

では、子宮円策のバランスが崩れるとどうなるのでしょうか?

「空中に浮かんでいる風船」をイメージしてみましょう!

一つの風船の左右に2本の紐が垂れ下がっているとします。

そして、その2本の紐をバランスよく1本ずつ左右の手持ちます。

 

そうしましたら次です!

 

どちらか一方の紐を下に引っ張ります。

 

このとき風船はどうなるでしょうか?

 

「どちらか引っ張った方に風船は傾く」ことになると思います。

 

さて、風船についている紐が子宮円策であるなば、風船は子宮になりますよね?!

子宮の中には赤ちゃんがいます!!!

赤ちゃんの”寝室”ですね!

子宮の状態が安定していないと、赤ちゃんもゆっくり落ち着くことができません。

 

そして、赤ちゃんは常に「一番過ごしやすい場所」を探して動きます…

 

これが、逆子の原因になったりその他の悩みの原因である可能性が高いのではと言われています。

 

妊婦さんにカイロプラクティック?」

 

と疑問を持つ方もいるかと思いますが、「妊婦さんだからこそ!!」です。

骨盤だけでなく脊柱をはじめとした身体のバランスを整えることは、

「お腹の赤ちゃんにも良い環境を作ってあげている」

ということを忘れないでください。

「お腹の赤ちゃんのためにカイロプラクティックを受けに来ました」

という言葉が自然と聞くことができるように、これからカイロプラクティックが正しい方向で広まればいいなと思っています。

 

当院の院長はアメリカのICPA(国際小児カイロプラクティック協会)の200時間以上に及ぶ小児・マタニティカイロの専門教育を受けています。

また、日本に4人しかいない、妊婦さんに安全に、そして抜群の効果をもたらしてくれるウェブスター・テクニックの正規提供資格を取得しています。

*色が変わっている上記4人のドクターと現在あと2名(計6名)がウェブスター・テクニックの資格取得者になります。

 

赤ちゃんにとって最良の環境を作ってあげることができるのも、カイロプラクティックならではの素晴らしさではないかなと思っています。

 

最後に…

 

当院にお越しいただいた妊婦さん全員にお伝えしていることがあります。

「今あなたが食べているものや行動、考え方、ストレスなどはお腹の中の赤ちゃんにダイレクトに影響しますよ」

 

糖分を多く摂取してしまっているのであれば、生まれた赤ちゃんもその影響を少なからず受けてしまいますし、ストレスを多く感じながら妊婦期間を過ごされていたお母さんの子供は、ストレスや他のちょっとしたことにも敏感に反応してしまうようになります。

 

このように妊婦さんというのは多くのことに意識を向けながら生活をしなくてはいけません。

その環境をサポートするのもカイロプラクターの役割だと考えています。

カイロプラクティックというのは、神経の流れを…と説明をさせていただくのですが(大事な考え方なので)、患者さんの考え方やこれからの在り方、つまりはどのようにするとお腹の赤ちゃんにとってより良い環境に身を置くことができるのかというのを示してあげるのも大切なことだと考えております。

 

脊柱の中にある原因を調べて…というのも大切なことです。

(これだけはもう一度言っておきます)

 

赤ちゃんはお母さんの子宮の中で約40週をかけて成長していきます。

悪阻を経験しました。

とても重い悪阻だったかもしれません。

母子手帳を受け取り「出産」という言葉の実感がさらに高まりませんでしたか?

すくすくと成長し、妊娠線がはっきりしてきました。

これまでに、栄養面や運動量に気を配ってきましたね。

いろんな本を読んで勉強されたのではないですか?

「少し早いかな?」と思いながらも

生まれてくる子供のお洋服を選んでいますか?

 

あともう少し!

あともう少しです!

 

この記事を読んでくださっているあなたのお腹の赤ちゃん、そしてあなたの体を少しだけサポートさせてください。カイロプラクティックは本当に素敵なものです。

 

いつでもご連絡をお待ちしております。

 

 

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「薬も効かず、どこへ行ってもよくならない」とお困りの方が、多くお越しになるのが当院の特徴になります。

 

もし、このブログを読んでくださっている皆様が、同じように苦しまれているのであれば、ぜひ一度ご相談ください。

 

 

 

【当院は一人ひとりのサポーターでありたいと思っています】

 

 

当院にあるベッドは、使い方次第で様々な部位を施術できるようになっています。

背骨はもちろんのこと、手首、足首、肘、膝…etc

患者さんへの刺激を最小限に、そして最大限の効果を出す治療が当院の特徴です。

 

 

「当院から沢山の笑顔が生まれますように」

 

 

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