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脳震盪後症候群(Post Concussion Syndrome)とカイロプラクティック

2018.11.23 | Category: めまい,症例,頭痛

なぜ、前回あのトピックなのか…

こちら↓

脳振盪後症候群(Post Concussion Syndrome)

 

それは10代の男の子が脳震盪後症候群(Post Concussion Syndrome)で悩まれていたからです。

インターネットで調べて当院の事を見つけてくださったみたいです。

アメリカ人の男の子で、昨年の2月にレスリングの試合中に脳震盪を起こしてしまい、そこからめまいや頭痛にずっと苦しんでいると教えてくださいました。今は競技から離れて治療に専念しているとのことです。カリフォルニアにいた時に脳震盪を起こしてしまい、そこから見つけたのがカイロプラクティックのケアだったとのこと。

2回アメリカのドクターから施術を受け、日本に行ってもケアを受けたほうが良いと打診され同じテクニックを使っている人を探したらなかなか見つからず、やっとこちらを見つけましたと仰っていました。

 

日本に来てから色々なところに(それこそ遠方にも)行ったけれども改善の傾向が見られなかったのでどうしようかと悩まれていたとのこと…

 

そして頭痛だけでなく腰痛もひどい…

 

患者さんにどんな施術をされていたのですかと聞くと、

 

アメリカのSOTOという団体の先生から頭蓋骨矯正をされていたとのことでした。

なるほど…

 

それはなかなか見つからないはずだ…

 

「SOTO(Sacro-Occipital-Technique-Organization)というのは仙骨後頭骨テクニックという技術のアメリカにある団体で、定期的にセミナーやHome Commingなどを行い、技術の向上及びケースレポートや最新のデータの共有をしている団体です。当院の院長もアメリカにいる時にその団体に加入し多くのセミナーを受けていました。」

 

 

毎回患者さんには痛みの度合いを0~10で表現してもらいます。

0が何も痛くない状態。

10が激痛でどうしようもない状態です。

 

頭痛が8、腰痛が7とのこと。(どちらも限界に近い状態です…)

 

そしてSOT(仙骨後頭骨テクニック)をメインに施術をさせてもらいました。

(当院では患者さんの症状や身体の状態、精神状態などから一番効果的な方法を選び施術していきます。)

 

 

検査をするとカテゴリー1という分類にあてはまりました。

(カテゴリーによってもブロックの入れ方や施術方法などが変わっていきます。)

うつ伏せになってもらいブロックを骨盤の下にいれ施術。

 

http://www.chiropractichealingcenter.org/about-sacro-occipital-technique/より画像を引用

 

上の図のようなイメージです。

ほんとにブロックの上に寝ているだけです。

なので患者さんは一切の衝撃や力を感じません。

ご自身の体重がブロックと反応して施術されていきます。

このブロックが仙骨と後頭骨の動きを調整し、脳脊髄液の流れに変化をもたらしてくれます。

 

頭蓋骨もチェックさせてもらったところ、Sphenoid Bone(蝶形骨), Temporal Bone(側頭骨), Saggital Suture (矢状縫合)が少し動きが悪かったので施術をさせてもらいました。

 

施術後は頭痛の痛みのレベルが8だったのに対してalmost gone(ほぼなし)と言ってくれました。

腰痛は全くない状態まで改善しました。

 

ただ…

 

今日良くなったとしても、最初のうちは数日で痛みが徐々に戻ってきてしまいます。

これは今までの身体に染みついている癖であったり、生活習慣によりまだ戻りやすい状態にあるためです!

施術を重ねていく中で戻りにくい身体を手に入れていきます!

 

当院では3つの施術段階に分けさせてもらっています。

この段階を踏むことにより、再発しない身体へと身体は変化していきます。

 

痛みが取れた=根本的な改善

ではありません。

 

痛みについて書かれていますので、是非読んでください。

↓↓↓

 

睡眠障害でお悩みの20代女性:初回の施術効果

 

 

少しでも身体と向き合ってくれる人が増えるといいなと切に願っています。

 

こちらのケースは今後も経過報告していきたいと思います。

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

 

 

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脳振盪後症候群(Post Concussion Syndrome)

2018.11.22 | Category: めまい,症例,頭痛

脳震盪後症候群(Post Concussion Syndrome)ってなに?

脳震盪(のうしんとう)…

なんか難しそうな名前ですよね?

どんな症状なのでしょうか。

 

この脳震盪後症候群(Post Concussion Syndrome)ですが、頭に強い衝撃を受けることにより頭蓋骨の中の脳が大きく前後に動き、ダメージが加わわることで起こります。また、セカンドインパクト症候群といって1回目の衝撃で脳が腫れて、2回目の衝撃を受けた時にさらに重症になる場合がありますのでより慎重になる必要があります!

 

代表的な症状としては意識消失と記憶障害で、軽度なものでは一瞬の意識消失のみで記憶障害がないこともありますが、症状が重くなるにつれて頭痛やめまいをはじめ様々な症状が重なる場合があります。多くの場合、これらの症状は7日から10日以内で発症し3か月以内で改善されるケースが多いですが、まれに数年続くことがあります。脳震盪を起こした人は、前回の脳震盪の症状が完全に消える前に強い衝撃を頭部に受けた場合、より再発しやすくなると言われています。また、精神疾患にもあるような頭痛をはじめ眩暈、睡眠障害、うつ病や不安症、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と似たような症状が脳震盪後症候群にも現れる傾向があります。

 

ここで、脳震盪後症候群のおもな症状を下記に記しておきます。

・頭痛

・めまい

・疲労

・イラつき

・不安

・不眠

・記憶障害

・記憶力低下

・耳鳴り

・目のかすみ

・音や光に敏感になる

 

 

ここ近年では中学校の武道必修化に伴い、スポーツにおける頭部外傷時の適切な初期対応が求められています。昨今ではラグビーやアメリカンフットボールなど賑わいを見せていましたが、この時期になるとスキーやスノーボードなどで頭部を打つ機会が増えてきます。もちろんこれらの競技種目だけではなく、柔道、剣道、サッカーやバレーボールはもちろんのこと、女子スポーツも急速に広がってきています。また、チアリーディングなどで衝突や落下により脳震盪を起こすケースも増えています。そして気をつけなければならないのが、ほとんどのケースが目に見えません。約10%のみが意識消失などの目にみえて分かる症状として現れます。

 

先に少し説明させて頂いたセカンドインパクト症候群ですが、これは最初の脳震盪が起きた際、脳に少量の出血や腫れがある状態で頭に衝撃を受けると、たとえ軽い衝撃でも重度の脳損傷を生じる可能性があると言われています。

 

では、もしスポーツ現場で脳震盪の疑いがあっあ場合どうすればいいのか…

 

一番はじめにすることは練習や試合からすぐに外れることです。

症状が軽いからと安易に考えプレーに戻ると取り返しのつかないことになりかねません。気道を確保し呼吸、心拍などをチェックするとともに頭部や頸椎に負担のかからない体勢になってもらいます。

 

もし意識がない、戻らないようでしたら近くの病院に搬送しましょう。

 

では、意識がある状態の場合はどうするのか。

最初に行うことは、気道を確保し呼吸や心拍などをチェックするとともに頭部や頸椎に負担のかからない体勢にします。

 

そして症状をみてください。

頭痛がありますか? 眩暈はありますか?目のかすみや吐き気はないでしょうか?

意識がない、また反応時間が遅い、混乱や見当識障害、集中力がなかったり脳震盪前後の記憶がない、極度の眠気に襲われるなどの症状はありませんか?

 

「ここはどこ(の競技場ですか)ですか?」

「今は前半と後半のどちらですか?」

「最後に得点を挙げたのは誰ですか?」

「前回の試合相手は?」

「前回の試合結果は?」

 

なども聞くとよいでしょう。

 

もし異常を感じたら、すぐに専門医の診断を受けてください。

 

 

これからスポーツがより盛んになってきます。

身体を動かし、より健康な体を手に入れましょう。

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

 

 

 

References :

“Post-concussion Syndrome.” Mayo Clinic. July 28, 2017. Accessed November 21, 2018. https://www.mayoclinic.org/diseases-conditions/post-concussion-syndrome/symptoms-causes/syc-20353352.

http://www.americanfootball.jp/main/2013/09/abridged_version_SCAT2.pdf

Broglio, Steven P., and Kevin M. Guskiewicz. “Concussion in Sports: The Sideline Assessment.” Sports Health: A Multidisciplinary Approach 1, no. 5 (2009): 361-69. doi:10.1177/1941738109343158.

論文紹介:メニエール病(Meniere’s disease)とカイロプラクティック Case Study

2018.11.09 | Category: めまい,症例,論文紹介,頭痛

眩暈がする。

吐き気がする。

ぐるぐる回っている。

耳が詰まる。

 

上記のような症状を一度に感じたことはありますか?

メニエール病というのは、ぐるぐる回る回転性の激しいめまいが起こり、吐き気や冷や汗、嘔吐などの症状が現れます。

 

この症状は女性、特に40代~50代にかけて発症することが多く、耳の奥にある内耳が深く関係していると言われています。耳の奥には身体のバランスをとっている三半規管や耳石器、音を感じ取る蝸牛などがあり、これらは内リンパ液という液体で満たされています。

 

メニエール病では、この内リンパ液の調整がうまくいかず増えすぎるために三半規管や蝸牛の働きに影響してめまいや耳鳴りなどが起こるとされています。

似たような疾患で眩暈を感じる病気として良性発作性頭位めまい症がありますが、めまいの持続時間は短く、動かないようにしていれば数十秒~数分程度で自然に止まります。メニエール病のめまいは20分~数時間に及ぶことがあるのが特徴です。

 

このメニエール病ですが、カイロプラクティックの有効性はどうなのでしょうか?

メニエール病とカイロプラクティックに関連した論文が少ない中、一つのケースをご紹介します。

 

40歳の女性がメニエール病と診断されました。2ヶ月間めまいに悩まされ、16ヶ月間左耳の耳鳴りや詰まり感に苦しまれた患者さんです。

最初は左耳のつまりから始まり、耳鳴りがしはじめ聞こえずらくなったのでかかりつけ医に診てもらいました。耳鼻科の方できちんと検査をしたほうが良いという事で検査してもらいましたが、その1ヶ月後に最初のめまいが発症しました。かかりつけ医に再度診てもらったところ、メニエール病(MD)と診断されました。色々な病院にかかりましたが良くならず、最後の望みでカイロプラクティックのケアを受けることにされました。

 

神経学的検査、整形外科的検査をはじめ諸検査を行ったところ、C2-C3, T1-T2, T5-T6の動きが悪く、静的検査ではC2-C3の左側に僧帽筋(Trapezius)まで筋肉の炎症がありました。頸椎のレントゲンを撮るとc5-c6に椎間板脊椎症(Discogenic Spondylosis)を視認。

諸検査の結果、Cervicogenic headache and vertigo, with underlying degenerative disc disease at C5-C6. と診断されました。(頸椎性頭痛及び眩暈、C5-C6の変性椎間板疾患)

 

カイロプラクティックの施術を週3回を2週間受けることになりました。

2週間後に再度検査をすると諸症状は改善されていることを患者さんが実感できるようになり、3か月で12回のケアを受けるとめまいや頭痛は解消されました。

 

メニエール病とカイロプラクティックについての論文はほとんどありませんが、その限られたもう一つのケースと共通して言えるのは上部頸椎を中心に施術をしたということです。もう一方のケースも13回のケアを受けたあとに改善が感じられたとあります。

 

「カイロプラクティックの適応症ってなんですか?」

と最近聞かれることが多いですが、

 

「適応症はないですよ」と答えるようにしています。

 

なぜならば…

 

カイロプラクティックは症状を直接的に治すものではなく、「脊柱の機能上の問題を取り除くことで、身体本来がもつ能力(免疫機能や自己治癒力、認知能力など)を最大限に引き出すことができれば、身体は自然と健康に向かっていく。」というのが、根本にあります。症状が改善されるのはあくまでも”間接的”になります。

なので、「おっ!身体がちゃんと機能しているな!」

と考えて頂ければ幸いです。

(それでも、カイロプラクティックとは何かをイメージしやすいように、いくつか症例を例として挙げさせて頂いていますが…)

 

メニエール病についてのケースレポートを紹介させてもらいましたが、カイロプラクティックで身体の機能を最大限に引き上げてあげると改善されていくものが多くあります。

 

患者さんが持っている、自身の素晴らしい力を信じるのが「患者さんの役目」であるならば、

その素晴らしい力を最大限使えるように引き出すのが私たち「カイロプラクターの役目」だと思っています。

 

もしなにか困っていることがありましたら、お気軽にご相談ください。

 

 

コネクト・カイロ院長

こーすけ

 

Reference

Emary, Peter C. “Chiropractic Management of a 40-year-old Female Patient with Ménière Disease.” Journal of Chiropractic Medicine9, no. 1 (2010): 22-27. doi:10.1016/j.jcm.2009.12.007.

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